垂範して

近代啓蒙思想の人権尊重が立脚する上記の理想状態(理性的・倫理的・自立的な個人に向かってみんなが成長していく)が実現した時には・・・・・・、

近代社会か ら他人を殺したり他人から奪ったりしてまで自らの欲求・不満を満たそうとする啓蒙できない野蛮な個人(犯罪)は消滅することになるはずだが、『死刑制度廃 止』というのは国家が垂範して何人たりとも他者を殺す権限を持たないことを示した『理想状態を先回りした制度改正』の側面もある・・・・・。
『死刑制度廃止+人権思想』の文脈では、もし殺人や強盗殺人などの重犯罪を利己的に犯してしまう野蛮な個人が文明社会に出現したとするなら、それ は『近代社会の家庭・学校・社会の教育機能(他者を思いやるヒューマニズムを育む人間関係)の失敗や欠陥』に基づくものであり・・・・・・・、そのすべての責任を本人の 人間性や自由意思(間違った行動選択)のみに原因帰属させることはできないというロジックになる。

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